ガソリンスタンドの夜勤アルバイト中に近隣で交通事故が発生したため、118番通報をして救急車を呼び救護した話です。
夜間にガソリンスタンドで働いていると、時として色々なことが発生します。
急を要する交通事故がガソリンスタンドの敷地に接する道路上で発生したのですが、このようなケースでの対応マニュアルがあるわけではなく、アドリブとなります。
ガソスタ夜勤中に発生した交通事故の経緯
深夜2時頃、事務所内でいつものように時間を潰していると、「ドーッン!」という大きな音がして、窓から外を覗くと、フロント部分が凹んだ軽自動車がこちらを向いて止まっていました。
まさか!壁か看板に突っ込んだ自損事故かなと思い、外へ出ていくと、人がいない。
隣のレストランの方をチラッと見てみると、一人の男性がいたため、「大丈夫ですか?」と尋ねると…
「救急車…、救急車呼んでくださいっ!」
男性がいた場所は真っ暗のため、負傷者がいる以外には、どのような事情なのか分からないまま、急を要する状況だということを感じ、ダッシュでガソリンスタンドの事務所に戻り、118番通報をすることに。
これが自分にとっての初めての118番通報でした。
「どうされましたか、事件ですか事故ですか?」
「交通事故で、負傷者がいるようです。」と答えると…。
場所はどこなのかと問われたため、○△ガソリンスタンドの○○店ですと答え…。
負傷者は何人なのかと問われたため、たぶん一人だと思われる旨を伝えました。
他にも、同時刻に通報者がいることを告げられ、現場で通報している方の名前を確認してほしいとのこと。
そのまま、事故現場の男性の元へ行き、名前を確認して、再度、電話口で事故を起こした男性の名前を伝えると、通報ありがとうございました、ということで118番通報は終わりました。
その通報後3分ほどで、近隣にある消防署からと思われる救急車と救急隊が近づいてきたため、大きく手を降って、負傷者がいる場所を知らせました。
暗闇に目が慣れてくると、どうやら倒れている人の近くには大型バイクが横倒しになっていたため、軽自動車と大型バイクの衝突事故だったことを、この時点で理解しました。
道路上で軽自動車と大型バイクがほぼ正面衝突に近い角度で衝突事故が起こり、軽自動車の右フロントが大きく破損し、大型バイクは10m以上吹っ飛び、隣のレストランの駐車場で横倒しになっていました。
事故で負傷したバイクの運転手も10m以上吹っ飛び、うつ伏せに横たわっており、ピクリとも動かず、返事もされないくらいの状況のようでした。
救急隊員が救護活動をしている中、すぐにパトカーが2台連なって到着しました。
ガソリンスタンドの真ん前に、出入り口だけを空ける形で道路上にパトカーが2台駐車されました。
事故を起こした軽自動車の運転手が立ち会いのもと、実況見分が始まり、話をまとめると、右折してガソリンスタンドに入ろうとしていた軽自動車のドライバーの前方不注意で事故は発生した模様でした。
ガソリンスタンドの夜勤バイトの対応
ガソリンスタンドの真ん前の道路で交通事故が発生し、人身事故となった場合の夜勤バイトの対応をまとめておきます。
救護活動
119番通報をして、救急車を呼び、負傷者の救護をすること。
警察への対応
警察からは当事者の実況見分の前後で、事故の状況を聞かれましたが、事故の瞬間は見ていないため、その旨を伝えただけでした。
ガソリンスタンドの監視カメラに事故現場が写っているかの確認をされましたが、監視カメラは敷地内のみの録画しかない旨を伝え、録画の提供は依頼されませんでした。
隣のレストランまで飛んでいき倒れた負傷者からは血が流れており、地面に血痕があり、水で流すためにバケツ1杯の水の提供を求められたため対応。
ロードサービス
実況見分が終わると、ロードサービスのレッカー車が到着し、近くに駐車するスペースがなかったため、ガソリンスタンド敷地内に駐車することを伝えられ了解。
被害家族への対応
オートバイ所有者の父親が到着し、道路上には自動車を止める場所がないため、ガソスタ敷地内に駐車することを伝えられ了解。
軽自動車のドライバー(加害者)が謝罪をして、連絡交換をしているようでした。
その後、その父親と少し話をして、息子さんが無事かどうかの確認をしたのですが、状況はまだ分からないとのこと。
そして、深夜に警察から連絡があり、急行したため、喉がカラカラに乾いているため、自動販売機がないかと問われたため、事務所内の自販機に案内。
その後、バイクを引き取るロードサービスが到着するまで待っていた模様です。
まとめ
ガソリンスタンドの夜勤アルバイトで近隣で交通事故が発生したため、その対応について詳しく紹介しました。
最後に、このような交通事故が近隣で起こった場合の夜勤アルバイトがすべき対応をまとめておきます。
- 交通事故の状況を把握する
- 負傷者救護と118番通報
- 警察への対応(必要なら110番通報)
- ロードサービスへの対応
- 加害者や被害者家族への対応