ガソリンスタンドで給油をした時にガソリンが出なかった!
このような経験をした方も少なからずいるのではないでしょうか?
ガソスタで働いている私がガソリン給油時にガソリンが給油ノズルから出ない理由を紹介します。
セルフスタンドの給油の仕組み
セルフガソリンスタンドで給油をする際に、給油ノズルのレバーを引けば、自動的に給油が開始されますね。
ところが、実際には「自動的に」給油が始まるわけではなく、ガソリンスタンド事務所内に監視員がいて、個別に給油許可をしているのです。
逆に言えば、ガソスタの監視員が給油許可をしなければ、ずっとガソリンの給油ができないということになります。
ガソリンスタンドでの給油の仕組みをまとめておくと、下記のようになります。
- 決済方法を決める
- 給油する油種を決める
- 給油ノズルを取る
- 給油ノズルを給油口に入れる
- ガソスタ監視員が給油許可する
- 給油が開始する
セルフで給油ノズルのレバーを引いても、ガソリンが出ない!
そして、もう一度レバーを引いたら、ガソリンが出た!
給油口にノズルを入れるタイミングを見計らって、GS監視員は給油許可を出しているため、若干のタイムラグがあります。
このような事情を踏まえて、ガソリンスタンドで給油をしようとした時に、ガソリンが出ない様々な理由を具体的に紹介します。
給油時にガソリンが出ない理由
理由① 給油ノズルの角度が悪い
給油ノズルを自動車やバイクの給油口に入れて、ノズルレバーを引いてもガソリンが出ない原因で最も多いのがコレです。
給油ノズルの角度が悪いと先端にあるセンサーが反応して、給油が開始されないことがあります。
このような場合は、給油ノズルの角度を少しだけ変えてみたり、ノズルを少し浅く挿入したり、深く挿入したりすることで解決します。
理由② 携行缶やポリ缶に給油は禁止
携行缶やポリ缶でガソリンを持ち帰りたい場合もあるでしょう。
ガソリン持ち帰りの場合は、必ずガソリンスタンドのスタッフが給油をすることになっています。
そのため、お客さん自身で給油はできないということになります。
理由③ 給油許可がされない
給油許可がされない理由はいくつかあります。
- 携行缶に給油をしようとしている
- タバコを吸いながら給油しようとしている
- 車のエンジンを切らずに給油しようとしいる
- 子供が給油しようとしている
理由④ ガソスタ監視員が不在
24時間営業のセルフスタンドでは必ず監視員が一人以上いることになっています。
ところが、給油許可をする監視員がいないことがある!?とは、どういうことなのか?
基本的に、監視員は端末のモニターで確認して、給油許可をしています。
そして、事務所内にいない場合は給油許可ができない仕組みになっているガソスタが多いのです。
夜間アルバイトは一人で勤務していることも多く、給油監視以外にも雑務があるため、事務所を離れていることもあります。
そのような場合は給油許可が出せないため、ガソリン給油ができないことになります。
理由⑤ 夜間監視員が寝ている
24時間対応のセルフスタンドでは夜間監視員も眠くなる時間帯があります。
気がついたら熟睡モードになってしまうこともあるのです。
セルフでの給油時には給油ノズルを取ると、給油許可のアラームが鳴るのですが…。
そのアラーム音も耳に入らないくらい熟睡していることもあるかもしれません。
理由⑥ 給油機が故障している
ガソスタ監視員が給油許可を出しても、給油ができない場合は、給油機か端末システムが故障していることもあるかもしれません。
突発的な停電で、電気の通電が回復しても、端末システムが稼働できないなどの稀なケースになりますが…。
まとめ
セルフ式ガソリンスタンドで給油時にガソリンが出ない理由について、ご紹介しました。
最後に、ガソスタの現場での経験をもとに、ガソリンが出ない理由ごとに頻度を示して、まとめておきます。
- 給油ノズルの角度が悪い → 非常に多い
- 携行缶やポリ缶に給油は禁止 → 多い
- 給油許可がされない → やや多い
- ガソスタ監視員が不在 → 少ない
- 夜間監視員が寝ている → 非常に少ない
- 給油機が故障している → 極々稀