危険物取扱者乙種4類(乙四)は、ガソリンスタンドで働く前に取得しておきたい資格です。
資格の概要などについては、主催団体のHPの下記を参考にしてみてください。
皆さんが最も関心があるのは、どうしたら資格試験に合格できるのか?ということではないでしょうか。
以下では、私が乙4の資格試験に合格した方法を詳しく紹介します。
ちなみに、私のスペックを下記に挙げておきますので、参考にしてください。
- 当初、乙4の資格試験を知らなかった
- 文系人間で物理や化学が苦手だった
- はじめての国家資格試験の受験だった
とにかく、乙4の資格試験からは、かなり遠いところにいた人でした。
ネット検索をしてみると、しっかりと勉強をすれば数週間で合格できる国家資格だという情報が多いことを知りました。
そこで、最初で最後の乙4資格試験の受験を決意しました。不合格になったら2度めの受験をするつもりはありませんでした。
受験した結果、一発で資格試験に合格することができました。
そこで、乙4試験に全く縁がなくド素人だった私が合格した勉強方法をまとめておきますので、是非参考にしてみてください。
乙4資格試験の参考書の選定
乙4資格試験を受験しようと決めて、最初の一歩は参考書の選定でした。
どの参考書にしたらよいのか?
間違った参考書を選んでしまうと、学習意欲が削がれ、学習の初めの段階で脱落してしまう可能性があるため、参考書選定はとても重要です。
そこで、自分の性格に照らし合わせて、参考書の選定にあたり、下記のことを重視して決めました。
- 絵で直感的に理解できるもの
- 暗記ポイントがまとめられているもの
- テキスト部分と過去問部分が融合しているもの
- 参考書の厚さが分厚くないもの
全ての要素を備えている参考書はいくつかありました。
その中で最終的に自分が決めた参考書は、下記のものです。
10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい~っと合格(増補改訂版)
乙4資格試験の学習スケジュールの計画
乙4資格試験の学習期間は何日必要なのか?
上記の乙4資格試験の参考書には、「10日で受かる!」と記載されていますが…。
ざっと読み飛ばした時の感覚では、自分には10日間の勉強だけでは合格できそうもないと感じました。
キャッチフレーズとしては10日で受かるというのは、上手なコピーライティングですが、消防法や物理や化学に疎い多くの人にとって、10日間の学習だけで合格するのは難しいと思いました。
そこで、資格試験の内容を確認した後、自分に合わせた合格への学習スケジュールを考えることにしました。
最終的に、「10日×3倍(3回転)」の学習スケジュールとして、キリの良いところで30日間の1ヶ月で合格を目指すことにしました。
実際には、この参考書を手にしたのは受験日の2ヶ月前だったため、手にしたその日から徐々に学習を始めて、1ヶ月前から本格的に勉強に集中すればと思っていたのですが…。
最初に立てた学習スケジュール通り、受験日の1ヶ月前にならないと、試験勉強へのエンジンは掛からりませんでした。
乙4資格試験の学習スケジュール
- 1〜10日:分かり難い箇所のあぶり出し
- 11日〜20日:暗記ポイントをしっかりカバー
- 21日〜30日:過去問の繰り返し
ざっくり学習スケジュールの進め方は、上記のような流れです。
1日〜10日の学習内容
学習を始めた直後の10日間に重点を置いたポイントは、分かり難い箇所や苦手ポイントのあぶり出しでした。
同時に、各セクションにある過去問を解きながら、どのような問題が出題されるのかを把握しました。
意外と簡単だなと思う部分、暗記しないと解けない部分、法令など理解をしておかないと解けない部分など、自分なりの分析をしつつ、全てのセクションを10日間で全体像を把握しました。
11日〜20日の学習内容
この期間は中だるみしやすかったですが、上記期間で把握できた暗記ポイントを重点に学習して、暗記すべき部分は、この期間で全て完全に暗記するように努めました。
過去問を解きながら、参考書にまとめられている暗記ポイントを頭の中で描けるようにして、再度、過去問を解いて、合格へのイメージを掴む期間となりました。
21日〜30日の学習内容
最後の10日間は、ひたすら参考書の過去問を解くことに努めました。
最終的には、この10日間で参考書内の過去問を5回転くらいしました。
問題を見るだけで、答えが分かるくらいになりましたが、正誤問題などは、間違っている箇所を説明できるようにしながら、理解を深めました。
過去問の答練は試験当日の試験開始直前まで継続して、不合格になる不安や緊張を和らげるように心がけました。
乙4資格試験の合格のポイント
事前に調べた結果、乙4資格試験の試験問題は同じ問題や同じような問題が何度も繰り返し出題されることが特徴とのことでした。
そのため、参考書にある過去問題を何度も解くことで、問題慣れしたことが合格のポイントの一つです。
そして、参考書には暗記ポイントがまとめられていたため、暗記ポイントは全て完全に暗記したことで、正答率がグッと上げられたのも合格のポイントです。
さらに、正答率は60%でOKですので、過去問で見たこともない初見の問題は間違っても合否を分けることがないため、間違っても問題ないという考えで、「捨てる」ことも必要でしょう。
ここまでのポイントをまとめると、乙4資格試験の合格のポイント、逆に言えば、不合格にならないためのポイントは、下記の通りです。
- 過去問を繰り返し、問題慣れすること
- 暗記ポイントは、全て完全に暗記すること
- 合格は各セクション60%以上でOKのため捨てる問題も
まとめ
以上、危険物取扱者乙4の合格!不合格にならない方法について、自分の経験を踏まえて詳しく紹介しました。
最後に、ポイントをまとめておきますので、乙4資格試験を受験する際の参考にしてみてください。
- 参考書は1冊でOK、ただし何度も繰り返し読み込むこと
- 自分に合った学習計画を立てること
- 理解、暗記、過去問の繰り返しで学習すること
- 十分やり切って準備をして自信を持って受験すること