ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの給料はいくらなのか?
ガソリンスタンドの夜勤アルバイトとして働こうと考えている方は、お給料がいくらになるのか、時給はいくら、一日働くと日給はいくらなのか、月収ベースではいくらなのか?
ガソスタ夜間アルバイトのお金事情が気になるところでしょう。
そこで、以下では実際にセルフ式ガソリンスタンドの夜勤アルバイトとして働いている私が自分の経験と現場の実情を踏まえて詳しく紹介します。
ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの時給は高い?低い?
セルフ式ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの時給はいくらなのか?
ガソスタ夜勤バイトの時給は最低賃金
結論から言えば、GS監視員の夜勤アルバイトの時給は最低賃金と設定されていることがほとんどです。
それでは、最低賃金はいくらなのか?と言うと、各都道府県により決められているため、勤務するガソリンスタンドの地域によって異なります。
中央最低賃金審議会から示される引上げ額の目安を参考にしながら、各都道府県の地方最低賃金審議会での地域の実情を踏まえた審議・答申を得た後、異議申出に関する手続きを経て、都道府県労働局長により決定されます。
(参照元:厚生労働省)
上記の通り、政府管轄機関により、毎年10月に改定されることになっています。
都道府県別の最低賃金(時給)はいくら?
都道府県別の最低賃金(時給)はいくらなのか?
詳しくは、厚生労働省が公表している下記の令和3年の最新情報を御覧ください。
主要な都道府県をピックアップしておきます。
- 北海道:889円
- 東京都:1041円
- 愛知県:955円
- 大阪府:992円
- 福岡県:870円
- 沖縄県:820円
都道府県別の最低賃金を比べると、時給が最も高いのが東京都で、最も低いのが沖縄県となっていました。
つまり、この最低賃金の時給がガソリンスタンドの夜勤アルバイトの時給となります。
ガソスタ夜勤バイトは割増時給がメリット
ガソリンスタンドでの夜勤バイトの時給は最低賃金のため低い!と思うかもしれませんが…。
夜勤アルバイトの場合は、深夜時間帯の時給は割増賃金となるというメリットがあります。
具体的には、夜間22時から翌朝5時までの7時間は深夜時間帯の割増賃金となり、時給が25%割増されます。
例えば、時給が1000円と設定されていたとすると、22時〜5時までは時給が1250円となります。
いかがでしょうか?
一般的には、ガソスタの夜勤バイトの時給は最低賃金ながら、深夜時間帯は仕事の割には、かなり高い時給となるためメリットと言えます。
ただし、一つ注意点があり、夜勤アルバイトの場合は、1時間の休憩があり、休憩時間は22時〜翌5時のどこかの1時間に設定されています。
そのため、深夜時間帯での給料が反映される勤務時間は7時間ではなく、休憩時間の1時間を引いた6時間と計算されます。
蛇足ですが、ガソリンスタンドの夜勤バイトの時給は最低賃金が上げられれば、その分給料も増えますが、長期間勤めたことによる定期昇給はないと言っていいでしょう。
ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの日給はいくら?
ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの日給はいくらなのか?
時給1000円を基準にして、20時から翌8時までの12時間の勤務(拘束時間)で計算してみましょう。
時給1000円の時間帯は、20時〜22時および5時〜8時となり、合計5時間となります。
そして、割増時給の深夜時間帯は時給が1250円になり、深夜時間帯は22時〜翌5時までの7時間ですが、休憩時間の1時間分を差し引いて、6時間となります。
したがって、一日働いて稼げる金額は下記の通りです。
1000円×5時間+1250円×6時間=12500円/11時間
ガソリンスタンドで夜勤アルバイトをすると、時給が1000円の場合は一勤務で12500円を稼ぐことができることになります。
実際には、勤務時間が21時から開始であったり、仕事終わりが9時までであったりするため、日給換算は各勤務スタンドにより変わります。
ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの月給はいくら?
月給(月換算)はいくら?
ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの月給はいくらくらいなのか?
月給は週に何日勤務になるのかのシフトによって、1ヶ月の勤務日数が決まります。
一般的には、ガソスタ夜勤の場合は週3日前後のシフトになることが多いですが、週1日の場合もあれば、週5日の場合もあります。
週1日〜週5日のシフトのケースで、時給1000円(12500円/日)の場合で月給換算してみましょう。
- 週1日(月4日):5万円
- 週2日(月8日):10万円
- 週3日(月12日):15万円
- 週4日(月16日):20万円
- 週5日(月20日):25万円
上記の通り、月給換算をすると、シフトにより5万円〜25万円になることが分かりますね。
ただし、厳密には曜日の並びによっては、1ヶ月の勤務日数が1日〜2日程度増える可能性もありますので、その場合は月収が12500円〜25000円増えることもあります。
月収から控除される金額はいくら?
上記の月収から毎月控除される金額はいくらなのか?
一般的には、下記のような各種控除が考えられます。
- 所得税
- 住民税
- 社会保険料(健康保険、厚生年金、雇用保険)
上記のような各種控除が差し引かれた後の金額が手取りになります。
また、所属する受託会社の規定により交通費が支給される場合もあります。
それでは、ガソリンスタンドの夜勤アルバイトとして働いている現場ではどうなのか?
実際には、社会保険関係を負担してくれる受託会社は少ないため、控除される金額は源泉所得税のみで、交通費も支給されないのが実情です。
つまり、時給に勤務時間を掛けた金額から所得税が控除された金額が手取りとして振り込まれます。
手取り=時給×勤務時間/月−所得税
まとめ
ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの給料はいくら?【時給・日給・月給】について、主なポイントをまとめておきますので参考にしてみてください。
- ガソリンスタンドの夜勤バイトの時給は最低賃金
- 最低賃金は各都道府県によって違う
- 深夜時間帯は割増賃金(25%割増)のメリットあり
- 日給換算では10000円〜13000円くらい
- 月給換算では5万円〜25万円くらい
- 手取りは月給換算額から所得税が差し引かれた金額