ガソリンスタンドの夜勤アルバイトの禁止事項【即クビ?解雇条件】

ガソリンスタンドの夜勤バイトでの禁止事項【即クビ?解雇条件】 アルバイト

ガソリンスタンドの夜勤アルバイトが、コレをしたら即クビになるという禁止事項はあるのでしょうか?

実際に雇用契約書を見てみると、それらしきことが書いてあることもあります。

実際にガソリンスタンドの夜勤アルバイトとして働いている私が自分の経験と現場の実情を踏まえて、詳しく解説します。

 

雇用契約書

雇用契約書には、労働条件と雇用契約更新条件および解雇条件が記載されています。

労働条件

労働条件には、いつ、どこで、誰が、何を、いくらか、などの夜勤アルバイトが働く具体的な内容が記載されています。

具体的な記載内容は、おおむね下記のような事項になります。

  1. 契約期間
  2. 就業場所
  3. 雇用責任者
  4. 業務内容
  5. 就業時間
  6. 賃金
  7. 支払条件
  8. 法定福利

契約更新条件と解雇条件

契約更新は半年ごとのところが多いようですが、一年ごとの更新の受託会社もあるでしょう。

実は、契約更新条件と解雇条件は、真逆のことが書かれているだけで、内容的には同じことの繰り返しになっています。

具体的に言うと、職務遂行能力があれば契約を更新するけれど、何らかの欠格条件があれば、即クビになりますよという内容です。

契約更新条件と解雇条件の具体的な記載内容は、下記のようなないものです。(まあ、ごく一般的な名内容です)

契約更新条件

  1. 職務遂行能力・適正
  2. 心身の健康
  3. 勤怠状況
  4. 就業規則順守
  5. 資格条件
  6. 経営状況

解雇条件

  1. 心身の障害
  2. 勤怠・欠勤
  3. 就業規則違反
  4. 事業縮小

 

【解雇条件】禁止事項に触れると即クビ?

上記の解雇条件について、具体的に深掘していきます。

心身の障害

病気や怪我などにより仕事が遂行できなくなった時には解雇されるということと、精神的にメンタルをやられてしまった場合も解雇されるということ。

一般的に考えて、ガソリンスタンドの夜勤アルバイトでメンタルをやられることはまずないでしょう。と言うのも、最も気楽にできる仕事でメンタルをやられるのであれば、他のどの仕事もできないでしょうね。

逆に、夜勤アルバイトを始めてする人は夜型生活に馴染めず、体調を崩してしまう人は多いかもしれません。

私も出勤前の仮眠を充分に取らずに出勤した日は、翌日、頭痛になってしまったことがありました。このようなことが蓄積すると、体の負担が大きくなり、病気になることもあるため注意です。

勤怠・欠勤

勤怠について、基本的には遅刻、早退、欠勤は認められていませんので、このような事項に触れると、解雇されることもあります。

特に、欠勤については1回でも解雇される場合もあるようです。無断欠勤だけは絶対にダメです。

例えば、風邪を引いてしまって、欠勤をしなければいけなくなったら、どうすればいいのか? 他のアルバイトと仲良くなっておけば、急病や急用の場合でもシフトを代わってもらえます。

どうしても休まなければいけなくなった場合は、他の夜勤アルバイトの人に穴埋めしてもらい、了解を得て上で、エリアマネージャーにシフトチェンジを伝えるという流れになります。

就業規則違反

雇用契約書には、下記のような文言がありました。

「就業規則○条により解雇することがある。」

「○条」の具体的な文言が書かれていなかったため、この部分がどのような内容なのか分かりませんが、他のOJTプログラムの資料を参考に推測してみます。

  • 法律に触れる違法行為をすること
  • ワンオペなのに職場を離れ勝手に外出することが
  • 仕事中に爆睡すること
  • 仕事中に酒を飲むこと
  • 身だしなみがあまりにも酷い
  • 接客態度や言葉使いが酷い
  • セクハラ行為
  • 接客態度や言葉使いが悪い
  • 仕事中にテレビを見ること
  • 仕事中にスマホを弄ること
  • 仕事中に私事をすること

基本的に、上記のようなことをすることは形式的には禁止されているということになっているようです。

それでは禁止事項をしたら、即クビになってしまうのかというと、解雇条件に当てはまっているから即クビになることもあれば、解雇条件に当てはまっているけれど即クビにはならないということもあります。

例えば、仕事中にお金を盗むなどの不法行為をしたり、セクハラ行為をすれば、即クビになることでしょう。

身だしなみや接客態度が悪すぎる場合は、少なくても事前に注意を受け、それでも改善されなければ、解雇される可能性はあるでしょう。

そして、仕事中にテレビ、スマホ、読書などの私事はどうでしょうか? たぶん、ガソリンスタンドの夜勤アルバイトのほとんどの人がやっていることではないかな。

あからさまにマネージャーや店長などのガソスタ従業員がいる前で、スマホをいじって暇つぶししていたらダメでしょうが、ワンオペの深夜時間帯に客が来ない時に暇つぶししていても、暗黙の了解でしょう。

ただし、与えられた職務をしっかりと完遂していない場合などや職場であるガソリンスタンドのスタッフと人間関係が悪かったりすると、スマホで遊んでいることが解雇の要因の建前として使われる事はあるでしょうね。

事業縮小

24時間営業という看板を下げざるを得ない事態になることはありえますね。

郊外のガソリンスタンドは深夜時間帯は暇なことが多いため、逆に言えば、夜勤アルバイトが働いている時間帯のみを取り上げれば、赤字のところも多いことでしょう。

通年で黒字になれば問題はないかもしれませんが、ガソリンスタンドを運営する会社としては、ずっと赤字のまま24時間営業をするのはキツイでしょう。

となると、深夜時間帯の営業は停止することになりますので、われわれ夜勤アルバイトは事業縮小により解雇となるわけです。

 

まとめ

ガソリンスタンドの夜勤バイトでの禁止事項と解雇条件について、ガソリンスタンドの現場から分かったことを紹介しました。

最後に、今回のテーマのポイントをまとめておきますので、ガソリンスタンドで夜勤アルバイトをしようと考えている方は参考にしてみてください。

  1. 契約更新条件と解雇条件の大枠は雇用契約書に記載されている
  2. 解雇条件は、心身の障害、勤怠・欠勤、就業規則違反、事業縮小
  3. 禁止事項には不法行為と就業規則違反がある
  4. 禁止事項をすると解雇される可能性がある
  5. 仕事中に私事をしても解雇されないよう、職務は完遂すべし
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