セルフ式ガソリンスタンドの夜勤アルバイトには休憩はあるのか?
ガソスタの夜間のバイトは拘束時間が長いことが多いですが、休憩はどのように取っているのか?
GS監視員の夜勤バイトを考えている方は、このような疑問を持っている人も多いことでしょう。
そこで、ガソスタで夜勤として勤務している私が自分の経験を元に、現場の実情を詳しく紹介します。
夜勤アルバイトの勤務・拘束時間に対する休憩時間
ガソリンスタンド監視員の夜勤アルバイトの勤務時間や拘束時間は長いのが一般的です。
具体的には、夜20時〜朝8時までの拘束時間が12時間であったり、夜22時〜朝8時までの10時間などのケースが多いです。
そこで気になるのが、休憩時間はどれくらい取れるのか?ということになります。
休憩時間は法令で決められており、適法な休憩が取れなければ、雇用主が罰せられることになります。
以下は厚生労働省HPからの引用です。
労働基準法第34条で、労働時間が 6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分 8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならない、と定めています。
出典:厚生労働省
上記の通り、一般的にはガソスタの夜勤バイトは8時間を超えるため、必ず1時間は休憩を取らなけれならないということになります。
GS監視員の夜勤アルバイトの休憩形式
ガソスタの夜勤アルバイトでは一人で勤務する形態のワンオペと二人で勤務するツーオペがありますが、実際には、どのガソスタでもほとんどがワンオペ運営です。
ワンオペ(一人体制)
夜勤バイトのワンオペの場合は、休憩を取ることができないんじゃないか?と思われるかもしれませんね。
ワンオペの場合は、休憩時間を取れるように、各ガソスタを巡回している交代要員がいます。
つまり、交代要員は1時間毎に各店舗を回って、夜勤アルバイトを休憩させる役割を担っているということです。
ところが、実際には「みなし休憩」という形態で運営しているケースも見受けられます。
実際に、私が勤務しているガソスタでも、みなし休憩で一勤務中に必ず1時間の休憩を取るように言われています。
ツーオペ(2人体制)
あまり多くはないですが、高速インター出入口付近にある大きなガソスタなどでは夜勤体制がツーオペで運営されている場合もあります。
このような場合は、給油するお客さんが少ない時間帯に、交代でそれぞれが休憩を取ることができます。
GS監視員の夜勤アルバイトのみなし休憩
ガソスタでの夜勤体制がワンオペのケースで、みなし休憩で運営している場合は、どのように休憩を取っているのか?
実際に、私が勤務しているケースで「みなし休憩」について、もう少し深堀りしていきます。
私は面接時に確認したのですが、休憩は勤務中に1時間は必ず取ってもらっているとのこと。
さらに、みなし休憩のため、ガソスタでの来客などを考慮して自分で決めて休憩をとるようにと言われました。
ただし、休憩中でも来客があり給油される場合は、給油許可を出さなければならないとも言われました。
つまり、みなし休憩では休憩時間中に店舗から離れて、コンビニなどへ行って買い物をすることもできなければ、24時間営業のラーメン屋に行って食事をすることもできません。
ただし、みなし休憩だからこそ、考えようによっては都合の良いこともあるとも言えます。
以上を踏まえて、夜勤時のみなし休憩のメリットとデメリットをまとめておきます。
みなし休憩のデメリット
- 拘束時間中にぐっすり寝られない
- 拘束時間中に店舗から離れられない
- コンビニなどへ行けない
- 夜食を食べに出かけられない
みなし休憩のメリット
みなし休憩にメリットなんてあるのか?と思う方もいるかもしれませんね。
若干、理屈をこねくり回して、みなし休憩のメリットを考えていました。
- 自由に自己裁量で好きな時に休憩を取れる
- そのため、店舗内では眠くなったらいつでも寝られる
- 客が来ない拘束時間中はいつでも好きなことができる
自己裁量で休憩が取れるということは、給油許可だけしっかりと務めておけば、拘束時間中はいつでも自己裁量で休憩が取れるということになります。
例えば、スマホでゲームをしていたり、読書や勉強をしていて、エリアマネージャーやガソスタ店長に見つかっても、「休憩時間でした。」という弁解もできることになります。
更に言ってしまえば、1時間に10分の休憩を6回繰り返して休憩とみなすこともできてしまうことになります。
まとめ
最後にまとめとして、夜勤アルバイトの休憩時間についてのポイントをまとめておきます。
- 夜勤バイト中は何らかの形態で1時間は休憩を取ることができる
- 休憩はワンオペかツーオペかによって取り方が違う
- ワンオペの場合でも交代要員がおれば、しっかり1時間休憩がある
- みなし休憩の場合は店舗に張り付きとなる
- みなし休憩は自己裁量で休憩をとり、メリットとデメリットがある
以上、GS監視員の夜間アルバイトの休憩時間について詳しくご紹介しました。